贈る言葉に「頑張ってください」はちぃとばっかしさみしかねーかい?

「頑張ってください」


贈る言葉としてはよくある言葉だ.でも私にとってこの言葉はなんだかしっくりこない.


「頑張ってください」という言葉の中にはその人がそういうことを
考えてるかは関係なく,


「頑張ってください(今後は僕とは関係ないけど)」


というある種,突き放したニュアンスをなぜか感じてしまうからだ.
だから友人たちが新たに旅立つときには,
「今後もお互いにがんばろうぜ!」という気持ちを込め,


「がんばりましょう」とか「がんばろうぜ」


という言葉で必ず送り出す.



世の中には「去る者は追わず」とか「さよならだけが人生だ」みたいに別れに
対する潔さの美学はあるんだろうけれど,


川島監督(というか陶淵明)の
「おなじこのよにうまれりゃきょうだい えにしはおやよりふかいのだ」
という「別れてもつながってるぜ,なぁ兄弟」っつーウェッティー(女々しい?)
感じのほうがやっぱし個人的にはしっくりくるのだった.


(おしまい)