YouTubeがテレビになるなんて10年早い?

YouTubeがテレビになるかについて著作権やユーザの利便性などを切り口に
みなさんが語っておられる.


YouTubeがテレビになるなんて10年早い」
http://blog.pasonatech.co.jp/002_blogger/101/589.html
YouTubeがテレビになるのには10年もかからない」
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50560634.html


正直なところ著作権問題が10年後にどういう形になっているかは
わからないけれど,一つだけいえることがある.


10年後はYoutubeのようなサイトを作り,維持するコストが1/10以下に
なっているだろうということだ.


これは10年前の状況を思い出せば自然と出てくる結論だ.
こうなってくると話は変わってきて,仮にYoutubeがダメだったとしても
Youtubeみたいなのが1/10以下のコストでできるのだから「Youtube以外の何か」
が出てくるだけの話だ.ここまでコストが安ければほかのビジネスモデルも出てくるだろう.


「TV vs TV以外のなにか」みたいな議論が起きているが,結局のところ
ユーザのアイボールの奪い合いに帰着できる.コンピュータの支援で多少は
広がったとはいえ、人間の1日に消費できる人的リソース(TV見るとか映画
見るとかご飯食べる時間)が有限である以上,ここは変わらない.現在のように
ユーザの選択肢がとても多い時代においては1時間とか強制的に拘束されて
しまうTVよりもユーザ側で時間をコントロールできるYoutubeやHDDレコーダ
へのシフトが起きるというのは当然なのかなと思う.

(おしまい)